銀行カードローンの審査の厳格化が起こったきっかけは

銀行カードローンの過剰融資問題が新聞各紙に取り上げられて、ついに全国銀行協会はそれぞれの銀行のカードローンの審査の厳格化などの自主規制を行うように要請しました。全国銀行協会が銀行に要請をした、という婉曲的な表現にはなっていますが、それは実際には要請と言うような優しいものではないと考えられるので、ほとんどの銀行は自社のカードローンについて条件や審査の見直しを行うことはほぼ間違いないでしょう。銀行の監督官庁である金融庁の調査が入ったことで、自主規制の流れになってきたと思われますが、もともと銀行カードローンが過剰融資を行っているという問題提起をしたのは監督官庁たる金融庁ではなく、日本弁護士連合会が動いたからです。

日本弁護士連合会が動いたのは自己破産をした人が13年ぶりに増加に転じたことを問題としたのです。自己破産者の増加と銀行カードローンの貸出残高の増大との因果関係があるとして、返済能力が足りない人にも銀行カードローンが返済能力を超えた融資をしている事実を指摘しました。全国銀行協会の自主規制の要請をしたということは日本弁護士連合会の指摘が全く当たっていないわけではないという証明になっています。